人がともに生きるためにつくるかたちは、何を可能にし、何を見えなくするのでしょうか。KUNIの巡礼には、この問いが流れています。
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願いとかたち
誰かの願いから、ひとつの営みが始まる。人が集まり、役割が生まれ、続けていくための仕組みが整う。そのかたちがあるからこそ、一人ではできなかったことが可能になり、はじめた人の生を越えて、手渡されていくものがあります。
けれども、かたちを保つことが、その奥にあった願いよりも先に立つこともある。人を結ぶために引いた境界が、人を隔てる。誰かを支えるために分けた役割が、その人にできることを狭める。変えようとしていた関係を、私たち自身の集まり方のなかで、繰り返してしまうことがあります。
これは、いまの組織だけに向けられた問いではありません。祈りの場をひらき、村をつくり、学びや仕事をともにしてきた人々の、幾千年もの営みに連なる問いです。受け継ぐかたちと、そのつど生まれるいのちを、どうともに生かしていけるのか。
どれほど言葉や計画が整っていても、ありのままの世界との出会いは、そこに書かれたとおりには進みません。ともに歩き、聴き合い、互いを知っていく。その過程で、集いそのものも変わります。そこで起こることに応じて、用意したかたちを組み替えていく余地を、KUNIも持ち続けたいと考えています。



